人生観

不確実な未来を楽しむ姿勢を持つことの大切さについて

久々の更新。本日、茂木健一郎さんの良本、「感動する脳(2007)」を改めて読み直しました。そのなかで、今の自分に非常に刺さった言葉があったので、共有します。

これまでは、白黒はっきりとした正解があるなかで生きてきた

もともと僕は、白黒はっきりさせることに重きを置く人でした。テストに合格するかしないか、試合で勝つか負けるか、目標を達成するか、達成しないかなど。つねに競争という環境で育てられ、たとえば「目標は達成しなかったけど、他の人より頑張ったから、特別に合格点だよ」というような曖昧なグレーゾーンは、僕にとって漠然とする不快なもの以外のなにものでもありませんでした。

一方、社会に出てからは、上記のような考え方がビジネスの世界ではすべてあてはまるわけではないということを知りました。当然ながら、ビジネスの世界においては、学校のテストのように正解が用意されていなければ、テストの合格点も決められていません。

ただ、自分が前に働いていた会社ではビジネスの世界の中でも、学校に近い部分がありました。会社の上司が自分の目標数字を決めてくれて、その目標数字に向かって、期日までに達成を目指すという白黒がわかりやすく付きやすい営業の仕事でしたので、それに基づいて社内で評価がされたり、定量的にデータが見えることで主観的にも客観的にも納得し、自信を持って業務にあたることができていました。

ところが、今ベトナムに来てからは、人々の価値観やライフスタイルがさらに多様化され、これまでの学校や前職のような白黒はっきりしたシンプルな戦い方をすることが難しくなりました。同じ立場で働く職種の人や同世代の人が、以前の会社よりも極端に減りましたし、みながみなそれぞれ異なる考え方とゴールを持っているため、そうした社会の中で、誰かが自分に正解を与えてくれるはずがありません。

ビジネスにおける不確実な未来を信じる力

今、僕は会社で、Webのディレクション業務にあたらせてもらっているのですが、情けないことに、これまで自分で目標設定をしてきた経験が少なかったことから、うまくKPI設定と期日を決めて、そこにみんなを導くということをイマイチ上手に形にすることができていません。世の中のWebサービスやメディアが多様化してきた今の環境の中で、これまでのように、誰かが「このようにやったらうまくいくよ」というやり方を示してくれるわけではないため、どの戦略が最短で正しいのかということを自分で判断するすることできずにモヤモヤとしていました。

やり方や仮説はいろんな情報をもっと調べ、周りの協力も得ながら、進めていくなかで確かめていくことをすればいいのだと思います。ただ、僕の場合、それ以上に重要だと思ったのが、この不確実な未来に対して、積極的にチャレンジしていこう、楽しんでいこうと思う気持ちを、強く持たなければいけないということです。

茂木健一郎さんは、本書のなかで、「未来のことは、何も決まっていない。いつになっても、世の中には知らないことが山ほどある」というスタンスでいることだ大事だと示し(実際そうだと思う)、そのうえで、「何が起こるかわからない未来に対して悲観をするのではなく、ワクワクすることであなたの脳はもっと活性化させる」と述べていました。

この一文を読み、「まさに今の自分に足りない姿勢だ。。」と、強く胸を打たれました。

僕はこれから、ビジネスという大海原で、誰も正解だと言ってくれない世の中で、自分がこれだと信じることができるものを信じ、曖昧の中で走る必要があります。今の会社でやっている新商品開発も、こうした新たな顧客のニーズがあるだろうという仮説からサイトを立ち上げましたし、その閲覧をさらに増やしていこうという新たなチャレンジに挑戦をしている最中です。

これからの時代の生き方について

これからの人生、新しい技術やサービスがどんどん出ていて、人々の価値観やライフスタイルも多様化していくなかで、仕事においても、プライベートにおいても、この不確実な世の中を楽しみながら生きていくという姿勢が、現代人の、特に僕らのような日本人にとって、とても重要な姿勢だと、改めて実感しました。この姿勢を忘れずに、明日からも不確実な未来を楽しみたいと思いました。

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