ベトナムライフ

ベトナムに来て変わった自分の価値観

ベトナムに来て、来月1月5日でちょうど1年になります。年末のタイミングということもあり、振り返りもかねて、この1年間、ベトナムに来て自分にどんな変化があったか、整理してみたいと思います。

①お金を稼ぐことに対する意識の変化

日本よりも貧しい暮らしの経験をしているベトナム人の方は、とくにサイゴンなんかでは、お金を稼ぐことに貪欲な人がとても多く、僕自身とても見習うところがありました。

日本は、生まれたときから裕福で、高校生や今や大学生になってまでも、親や祖父母から、金銭的にも食事なども全て「与えられて」生きています。

正月になれば、お年玉をもらうのが当たり前。誕生日には、プレゼントをもらうのが当たり前。実家に帰れば、美味しい食事に連れて行ってもらうのが当たり前。こんな当たり前の価値観で、今まで僕は育ってきました。

一方、ベトナムでは、かつての日本がそうだったように、いわゆるビッグダディ家族のような田舎の貧しい家で、兄弟がたくさんいるなかで育って生きてきた人もいます。

そういう人たちに、いまのホーチミンで出会うことがありますが、特に都会に出て稼ぎ頭になっている子なんかは、彼女らが都会で稼いだお金を、旧正月や長期休みになると、田舎に帰り、稼いだお金を家族の兄弟や両親、親戚、祖父母などに「与えて」います。

この事実を知ったときは、かなり衝撃を受けました。今、日本へ出稼ぎに来ているベトナム人なんかも、田舎にお金を送るために必死に稼いでいるのだと思いますが、そんな彼らの「稼ぐ」に対するスタンスには脱帽します。

日本人がこれからの時代厳しくなるなと感じるのは、この「稼ぐ事に対する意識」「貪欲さ」が、東南アジア諸国の若者たちと比較して、かなり欠けていると感じるからです。

レタントンにいるマッサージのお姉さんも、日本語を勉強した飲食店のベトナム人オーナーも、みんな「稼ぐ」ために都会に出て、それを必死になって遂行しています。

僕自身、ベトナムに来てから、金銭的には日本にいた頃よりも不自由になりました。給料半減覚悟でベトナムに飛び出したので当然ですが、それでもよかったなと思うのが、この「お金が足りない」という感覚と「稼がないといけない」という考え方を知る事ができたからです。

来年は、この得た学びを、大きく実践に移す一年にしたいと思っています。

②自分のことばかり考えるのではなく、相手に与えることを考える

先ほどの親に仕送りをする話と重複しますが、自分のなかの大きな変化として、今まで自分のために生きていた人生を、自分にとって大切な人、身近な人のためにもっと与えていきたいという考え方に変わったことです。

これは、億万長者の方の著書からも学んだことですが、自分の成功(自分がお金持ちになりたいとか)を考えている間は、お金は入って来なくて、逆に相手の成功(ビジネスでいうと顧客の成功)を考えて知恵をつけて行動すると、自然とお金は入ってくる、と書いてありました。

実際に、家族や兄弟に恩返し、与えて生きているベトナム人たちを見て、僕もこんなに頑張っている身近な人や、仕事でいえばお客さん、読者の人たちに、何かを与えていきたいという気持ちが大きくなりました。

なかなか、遠くの世界で困っている人を助けるとか、いま災害に合っている人たちを毎日思い続ける、ということは非常に難易度の高いことですが、簡単なことなら、教会で募金をするとか、食事などは可能な範囲でおごってあげるなどのことから、少しずつ金銭的な部分でも物質的な部分でも、相手に与える機会をもっともっと作っていきたいと思いました。

③自己肯定(幸せ)と自己否定(成長)のバランスが大事

僕は確実に、ベトナムに来て「幸せ」と感じることが多くなりました。日本にいた頃よりも綺麗なアパートに住み、仕事は以前よりも主体的に動いて行動できる環境にあり、食事のストレスや幸い仲間にも恵まれ、今この瞬間が楽しい、幸せだとふと感じることがあります。

一方で、日本にいた頃よりも落ちてしまったと実感するのが、仕事やスキルアップに対する成長速度です。日本で仕事をしていた時に感じていたプレッシャーに比べると、ベトナムで行う仕事は良い意味でも悪い意味でも自分次第なところが多いため、自分が怠けようと思ったら、不幸なことに、周りにつられてどれだけでも自分に甘くすることができてしまいます。

自己肯定は幸せにつながり、自己否定は成長につながるというのが、僕の認識です。このバランス感覚を常に持つ事が、成長しながらも今の幸せを噛みしめる、つまり人生を中長期的に楽しむために重要なことだと思います。

自己肯定は、自分が自信をもちながら、人生を前向きに生きるためにとても重要です。自分はできる、今日はこんなことをやり遂げた、自分に対する小さな約束を守る事ができた。などなど。自己正当化との区分がとても難しいですが、自己肯定は、幸せという感覚につながる、とても重要な捉え方だと認識しています。

一方、自己否定も重要です。日本で社会人3年目になったころ、毎日同じ仕事を繰り返し、新しいチャンスがなかなかない中で、このままここにいたら何者でもなくなってしまうという危機感もあり、海外就職を試みました。現状に対する強烈な自己否定があったため、僕は今の生活をつかむことができました。

やはり危険なのが、毎日幸せを感じるだけの生活では、自分の資産をすり減らすだけで、将来には何も残るものがなくなってしまうことです。お酒でも飲んだら今すぐにでも幸せ気分にはなれますが、この「幸せ」を教授する方法を自分の中でいったん確立したならば、幸せを感じる時間を、自分の成長の時間に当てるよう、時間を再配分することも、ときには必要だと感じています。

ベトナムに来てからは僕自身、楽しい嬉しい幸せと感じることも増えましたが、投資ではなく消費に当たる時間も多かったため、自分の成長につなげる時間を上手に作ることができていなかったと感じています。この学びを生かして、来年は、自己肯定をしつつも、現状に対する満足を噛み締めすぎず、自己否定もしなからさらなる成長につなげていきたいと思っています。

日本人はもっと情熱をもたなければならない

ベトナムの若者たちのエネルギーとパッションを見て思うのが、日本が第3位の経済大国である時代は、実数値以上に、もうすでに終わりが来ていると思っています。30年後、日本がベトナムや他の東南アジア諸国の国々を追いかける日がいつかくるのではないかと思っています。

情熱がない人は、情熱がある人に、遅かれ早かれ追い越されます。日本人のもともとのポテンシャルは高いですが、努力は夢中に勝てないという言葉の通り、情熱を燃やして夢中になっている人は、とんでもない速度で成長をしていきます。

今の日本には、情熱がある人が少ないです。僕自身もまだまだ少ない方だと思っていますが、これからもっと頑張ろうと、情熱を燃やす人は、圧倒的にベトナムにいる若者の方が多いと感じます。

今ベトナムにいる駐在の人たちも、失礼な言い方をすれば、ゴルフや女性との遊びでお金を浪費しているだけであって、何か情熱を燃やして「めちゃくちゃ頑張ろう」というベトナムの若者ほどのバイタリティを持っている人は少ないと感じています。

こういう人たちが、今後国の経済を支えることになれば、国は大きく成長するでしょう。日本は、先人たちが築いた資産をいまは浪費していますが、若者が情熱を失い、成長しなくなったとき、この国は他の情熱を持った国々に追い抜かれてしまうと思うのです。

僕ももっと情熱を絶やさずに生きていきたい。もっと成長して、人に何かを与える人生を生きたい。

ベトナムに来て、大きな価値観の変化がありました。この学びをしっかり活かして、もっと貪欲に生きていこうと思いました。

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